みえない星

作品紹介

空のおくには星がある。

 

星のおくにも星がある。

 

眼にはみえない星がある。

*金子みすゞ「みえない星」より

 

 

「みえない星」に願い求めるものとは?

命の尊さ、生きる喜び、そして人々の平和

 

おくの星 を覗くことで

得たもの、出会ったもの。

金子みすゞという詩人の生涯を通して、

優しさと美しさに溢れた世界観を

「みえない星」という詩と共に表現する。

優しく清らかな心の花、

きっと彼女は、最後にその花を心に咲かせたのだろう。

 

 

 

振付:大谷晏未

 

出演者:

田中さや香(4) 長澤香歩(4) 西田美紅(4)

三橋若葉(4) 舞木愛夏(4)

長田毬花(3) 横井紅奈(3)

 

 

作品への意気込み

 金子みすゞという詩人が残した詩には、優しさ、美しさが溢れ出ており、語りかけてくれる一つ一つの言葉が、心に染みるものばかりでした。

彼女の残した数々の詩集の中の一つである「みえない星」という詩の中に、「眼にはみえない星がある」「星のおくの星」という言葉があり、私はその言葉に感銘を受けました。

 金子みすゞという女性の人物像を知り経て、私の感じたもの、そして想像を舞台上に表現したい、また、今を生きる私たちへのメッセージに満ちた彼女の詩を、色々な人に受け取ってもらいたいという思いを持ち、何度も詩を読み、試行錯誤をしながら、振付構成をいたしました。

 7名のダンサー、一人一人が繰り広げる優しく美しい世界観を、共に感じてもらえれば嬉しいです。

 

 

残滓

作品紹介

 

移ろい過ぎる時の中で、目に見えないものは少しずつ

消え去ってしまう“記憶”や“思い出”や“感情”や…

そのときは鮮明に覚えていた強く胸に残っていた

だが人は時間と共に忘れていく

忘れたかったものも、決して忘れたくなかったものでも

果たして思い出せるのだろうか

 

思い出したものはあの時と同じものなのだろうか…

 

 

振付:田中さや香

 

出演者:田中さや香(4)

 

作品への意気込み

 特設サイトをご覧いただきありがとうございます。この作品は、思い出したくても思い出せない、日々の中で忘れられていく記憶や感情というものを元に創作しました。人間は覚えていられることには限りがあります。特に日常のちょっとした出来事などは忘れてしまいやすいのではないでしょうか。忘れてしまうとなかなか思い出せない。あれってなんだったっけ?どんな気持ちだっただろうという私自身の経験から作品を作るに至りました。きっと誰もが経験したことのあることではないかと思います。そんなことを思い出しながら見ていただければ幸いです。

 この公演が4年生にとって最後の公演となります。4年間で学んだもの、得たことを今持てる全力で出し切りたいと思います。ぜひ見届けにきてください!お待ちしております。

 

 

CAROUSEL

振付:堀内 充

 

ポワント出演者:

内野伊織(4) 大谷晏未(4) 田中さや香(4)

長澤香歩(4) 中村紗也(4) 三橋若葉(4)

原田智恵里(3) 横井紅奈(3)

武 愛莉(2)

 

モダン出演者:

佐藤大地(4) 西田美紅(4) 橋本かな子(4)

新山綾結美(3)

堀場優希(2)